先日の熊谷市における大量遺棄事件につき、このような事象の公表が少なからず抑止力につながるであろうと、県行政、又、県警に対しての働きかけを上田知事にお願いをいたしました。昨日その返事が返ってきました。
知事は熱心に殺処分ゼロに向けての取り組みをされており、本文のような成果も出しています。
私たちメンバーも、愛護推進員の資格を得て、できる限りの活動をしていこうと準備をしています。「命」を大切に考えていただけることを心から感謝し、市民、行政、ボランティアの三者協働で活動を進めていきたいと思います。
原文のまま:知事からの返信ですので、略無く掲載させていただきます。無関係な内容もありますがお許しください。
重竹 淳一 様
ご提言を拝見しました。いつも熊谷市並びに埼玉県のためにご尽力をいただき感謝申し上げます。また、毎年うちわ祭にご招待をいただき、ありがとうございます。重竹様をはじめCOCOレンジャーの皆様には日ごろ、動物愛護の精神から「地域猫活動」にご尽力いただいていることに敬意を表します。
子猫の遺棄のお話ですが、早速ホームページでも拝見しました。か弱い生命をないがしろにする行為で憤りを感じました。また、迅速に子猫たちを保護してくださった皆様のお気持ちを大変ありがたく思います。
警察の対応について、私を頼りにしてくださるお気持ちは大変ありがたいのですが、警察行政は制度的に知事から独立しており、残念ながら私から直接指示することができません。お話については警察本部にしっかりと伝え、対応をお願いしておきました。
県では、犬猫の「殺処分ゼロ」を目指した取組を進めています。「地域猫活動」に取り組む市町への助成などを行い、県内の犬猫の殺処分数は、平成18年度の9,118頭から平成28年度には1,170頭まで減少しました。
殺処分数を更に減らしていくため、今年度からは、野良猫のTNR(捕まえ、手術し、戻す)活動に特化した新たな事業を開始しました。動物愛護活動に取り組む公募のボランティア、「彩の国動物愛護推進員」の皆様が野良猫の不妊・去勢手術を行っていただいた場合に、その費用の一部を助成します。
犬猫の「殺処分ゼロ」を実現するためには、県民の皆様のご協力が何より重要です。重竹様には、引き続きお力添えをいただきたくお願いいたします。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
埼玉県知事 上田 清司
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